学習理論のお話

4つのD

トレーニングの難易度を上げていく時に「4つのD」を考慮します

  • Diversity=多様性
  • Distance=距離
  • Duration=継続時間
  • Delivery of Reward=報酬の配分

英語の頭文字『D』から始まる要素になります

 

この4つの要素のうち1つ難しくしたなら 他の要素はそのレベルのまま もしくは簡単にします

いきなり2つ以上レベルアップしてしまうと わんちゃんは混乱します

 

 

 

例えば

おうちのリビングで『フセ』ができるわんちゃんがいます

このわんちゃんの 「フセ」を極めていきたい場合

 

①Duration=継続時間(レベル↑) 長くフセ続けることを教えたい場合は

他の

Diversity=多様性(レベル→) 場所はリビングのまま・誰も来ない状態・特別な物音はしないいつもの環境で

Distance=距離(レベル→)  わんちゃんとの距離はいつも通りに

Delivery of Reward=報酬の配分(レベル↓) ごほうびはいつもの間隔で与えますが

もっと長く「フセ」ておいてほしいなら立ち上がる前にごほうびを何度も与えて「フセ」続ける時間を長くしていきます

 

 

②Diversity=多様性(レベル↑) どこでも「フセ」できるようにしたい場合は いつもと違った場所へ出かけ


Distance=距離(レベル→)   わんちゃんとの距離はいつも通りに

Duration=継続時間(レベル↓) いつもより早めに「OK」を出し自由にしてあげます

Delivery of Reward=報酬の配分(レベル↓) いつもより好物のごほうびを与えたり 頻繁にごほうびを与えます

 

 

③Distance=距離 Delivery of Reward=報酬の配分 も同様に考えます

 

 

当教室が見学をお断りしている理由や
警戒心が育ってしまった成犬の場合 プライベートレッスンをお勧めしている理由

がお分かりいただけましたでしょうか?


慣れない場所(教室)・慣れないトレーナーこれだけでもDiversity=多様性がレベルアップしているにも関わらず

グループレッスンや見学者がいるとなると 知らない犬・知らない人 さらにその方達の話し声 もしかしたら十分に注意していたとしてもうっかり吠え声が聞こえるかもしれません

 

そんな環境で 今までしたことのないことをするのです

ご家族の緊張も伝わるかもしれません

 

私たち人間にできることは 『わんちゃんのできる環境を用意する』ことです

わんちゃんはただやるべきことに集中し「できた✨」「できた✨」を重ねていきます